図面データを CAD で入力し、プロッターマシンの高精度センサーがカッターで材料をカットする方法です。 コンピューターによるカットですので、複雑な形状かつ断面もきれいに加工が可能です。ゴムの厚みは約10㎜まで加工可能。CAD データがあれば小ロットでスピーディに製造することができます。
薄い金属板を打ち抜きたい形に整え、それを木の板に取り付けたものを「トムソン型」といいます。このトムソン型をプレス機の圧力で、型抜くのがトムソン打抜です。一度型を作ってしまえば、次回も加工しやすいのが特長で、大量生産向きな加工方法です。
職人がカッターで裁断、ボール盤やポンチとハンマーで穴開けを行い製品へと仕上げます。 機械で不可能な加工も、職人の技術により可能となります。 1個からの製作可能となり金型を使用せずに、安価に製作できる加工方法です。
ゴムとゴム、ゴムと金属などの素材を繋げ合わせる加工です。立体的な製品も製造可能で、素材に合わせた接着剤を用いて加工を行います。また、接着加工を上手く使えば、本来であれば材料が無駄になってしまう形状でも、材料ロスを最小限に抑える工夫ができます。
加工に必要な切削工具を自動交換しプログラムに沿って、フライス削りや 中ぐり、穴あけ、ねじ立てといった切削加工を1台の設備で加工する方法です。自動作業ならではの仕上がりの差がなくなり、品質の安定化が図ることが可能です。
ライニング加工の一種である焼付加工は、ゴムと金属製品を接着させる加工方法で、金属製品の防食対策や耐摩耗性・耐薬品性などの向上につながります。お客様の問題に最適なゴム素材を選定し、熟練の技術で接着強度の高い焼付を行います。
切断工具(バイト)を固定して対象物が回転することで削り出しを行う加 工方法です。加工対象物を回転させて加工を行うため、被削材の形状とし ては、丸物となります。NC旋盤はコンピューターでの数値制御されてい る為、複雑なデザインの加工も常に一定の高水準で仕上げる事が可能です。
切削工具が動き、対象物が固定されて加工する加工方法です。フライス加 工では、四角形状の工作物の切削に特化しており、穴開け、みぞ削りなど、 多様な加工が可能です。汎用フライス、NCフライスなど仕上げる形状や 使用する加工機によって、複数の加工方法を組み合わせることで、細かい 形状に仕上げることも可能です。
レーザー光を集めて局部的に発生した熱を用いて金属を溶融させながら切 断などをする加工方法です。刃が直接触れない非接触型の加工方法のため、 バリやカエリが発生せず仕上がりが美しいというメリットがある一方、加 工速度はプレス加工などと比べると劣るというデメリットがあります。
細いワイヤーに電流を流し、その熱により金属を溶かして切断を行う加工 方法です。切断時に発生する温度は 6,000 度にもなりますが、伝導性の ある素材であればどのような金属にも対応可能です。また、高精度での切 断加工ができます。熱の力で溶かして切断する為バリもでず、複雑な形状 にも対応可能です。
板状の加工物に対してカッターや金型を押し当てることでカットしたり、 成形したりする加工をプレス加工といいます。板材を精密に成形できるた め、汎用性が高いです。 プレス加工は主にシャーリングマシンやプレス機、タレットパンチプレス などを使用して加工を行います。板材を活用した自動車のボディや家電の 部品など、幅広い製品に使用されています。